婚約解消された私はお飾り王妃になりました。でも推しに癒されているので大丈夫です!2
『未来のお飾り王妃』に推挙され、いわゆる『推し』である騎士マルコが専属の護衛になることを見返りに引き受けたクロエ。彼女の努力の結果、次代の王・アレクセイは立ち直り、互いに信頼を築くことが出来た。しかし彼を不貞に走らせた側室候補セリーナが、今度は別の男との不貞に走る。クロエの実家でも妹が問題を引き起こし、更にはクロエの行動で権益を独占できなくなった貴族たちが彼女を追い落とそうとする。屈せず戦い続けるクロエを幸せにするため、アレクセイが、そして誰よりクロエの近くで支え続けたマルコが選んだ道は……
婚約解消された私はお飾り王妃になりました。でも推しに癒されているので大丈夫です!
結婚目前の時期に譲位前の王子アレクセイが婚約解消となったことで、新たな婚約者候補として挙げられ現在の婚約を解消させられた侯爵令嬢クロエ。生贄同然の指名に嫌がるも、「受け入れれば近衛騎士マルコが専属の護衛としてつく」と聞かされ、マルコがいわゆる『推し』な彼女は引き受けることに。王子妃、ひいては王妃という仕事だと割り切ったクロエに対し、アレクセイと彼の恋人セリーナが何かと足を引っ張ってくるが、少なくともアレクセイのほうは悪意があるわけではないらしい。そう気づいてしまえば邪険にも出来ず、頭を抱えながらも根気よく二人を諭し改善しようと動くクロエに対し、常に側に控えて見守るマルコが、勤務時間を越えて優しく労わってくれて……