ある日街の文房具屋で1個の消しゴムが売れた。小学生の女の子が買いに来て、消しゴムを何気なく買ったけれどその消しゴムは生きていた!?
しかしその事は誰も知らないし知れない。だから孤独で寂しい消しゴムだった。所詮物だからという一言でいつも片付けていた。
毎日学校で身を削られ寿命が縮まっていく。本当は必要とされて嬉しいはずなのに、孤独から開放されるから嬉しいはずなのに、どうしてか使われたくないと心から思ってしまう悲しい消しゴムの物語。
文字数 2,670
最終更新日 2017.10.12
登録日 2017.10.11