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『僕は女の子を好きになることが出来ない。
いや、だからと言って男の子を好きになるわけでは無いけれど』
恋愛感情をもつことの出来ない少年。上谷浩介は、祖母の死の知らせと共に、懐かしい町へと向かう。
故人への悼みと、感傷と。
10歳の時に、廃墟で出会った少女の思い出と共に。
そして、少年は少女と再会する。
だが、彼女は人間では無かった。
「君を守りに来た」
そうして、僕と彼女との、奇妙な共生関係が始まったのだ。
異種間物です。
各個体の性質に適合する人間の体液を摂取しなければ生きていけない種族である、イブ。そして、イブの種族と適合する人間を狙い、捕食する敵の種族。
彼女に守ってもらうことと引き換えに、定期的に体液を提供することになった人間の上谷浩介の物語。
登録日 2015.11.10
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