地方に引っ越した高校生の元へ、半分狐の女の子が助けを求めてやってくる。
「私……山道で、不気味な光を見たんですっ」
涙目でそう訴えてきた彼女を、彼は放っておくことができなかった。
『狐火』に『幽霊店舗』に『影人間』に『存在しないはずの、四百十九人目の高校生』――
じわりじわりと日常に侵食してくる、噂や都市伝説。
それらは、解くことができる謎か、マジの怪談か。
高校の幼なじみたちが挑む、ライトなホラーミステリー。
文字数 159,583
最終更新日 2022.02.20
登録日 2022.01.05