1
件
――僕は走った。追われてた訳じゃない、ただこの現実から逃げたかった。
死と言うものを初めて体験した。何が怖いのか。何で走ってるのか。そんな事はどうでもよかった。
涙も流す暇も無く、体中の穴から液体を垂れ流し僕は走った。何故こうなった。
《世界中の人間に異能力が宿った》
これは、男子高校生が色々なものを犠牲にしながら世界を救う物語である。
登録日 2016.03.12
1
件