蛇穴

蛇穴

文を書く。
1
『僕は唯、此國の言語と意見との履き違えを嘆いてゐるだけさ』 私は彼の言葉を全て理解は出来ぬ。 だが、理解出来ぬ乍も、その演説たるや誠真意であると判断してゐる。 彼の思想は高尚でありはするが、意見としての役割を果たしてゐるのだ。 何処かの世界線の現代日本の彼と私が送る、 『意見』と『指摘』の話。
24h.ポイント 0pt
小説 193,869 位 / 193,869件 現代文学 8,635 位 / 8,635件
文字数 14,341 最終更新日 2019.07.22 登録日 2019.04.17
1