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国境の長い壁と荒地に囲まれた国オリラント。男の子は十二歳になると国境の警備兵として駆り出される。世界が平和になった今、オリラントだけは門を閉ざし他国との交流がない。その国境壁で少年兵が倒れた。
火、風、水、土に宿る四大精霊を崇める世界の中で、普通の人たちには精霊の姿は見えておらず、スナリと幼馴染のハラだけは精霊を見たり、精霊の力を借りることができた。国境壁では次々と兵士が謎の病に倒れ、国は衰退していく。政から目を背けたままの王の代わりに王子を呼び戻そうと重臣が動き出す。そして村に王子の迎えが送られることになった。
文字数 22,852
最終更新日 2021.10.20
登録日 2021.10.02
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