月華後宮伝3
虎猫姫は冷徹皇帝と花に酔う
煌びやかな女の園『月華後宮』。神託により後宮入りした少女・虞凛花は最下級の妃でありながらも、皇帝・紫曄の寵愛を受けていた。名実共に皇帝の寵姫となるべく、凛花は最上位の妃を目指す中で最大の壁となる自らの秘密――虎化の謎を解き明かすことに。そんなある日、悩む凛花の前に現れたのは星祭で知り合った月官・碧と、その協力者である謎の男・琥珀。彼らは、凛花の知らない虎化の秘密を知っているようで――? 謎が謎を呼ぶ中華後宮物語、第三弾!
月華後宮伝2
虎猫姫は冷徹皇帝と月を乞う
煌びやかな女の園『月華後宮』。神託により妃の一人として後宮に入ることになった少女・虞凛花は、皇帝・紫曄の腕の中、自らの最大の秘密である虎化の謎について思いを巡らせていた。秘密の共有をきっかけに夜を共に過ごすようになった二人。『抱き枕』としてだけでなく、『妃』としても紫曄に求められつつある今、彼女は虎化の謎をこのままにはしておけないと決心するのであった。そんなある日、妃にとっての一大イベントである星祭で、凛花はとある役目を果たすことになり……? 秘密だらけの中華後宮物語、再び!
月華後宮伝
虎猫姫は冷徹皇帝に愛でられる
煌びやかな女の園『月華後宮』。国のはずれにある雲蛍州で薬草姫として人々に慕われている少女・虞凛花は、神託により、妃の一人として月華後宮に入ることに。父帝を廃した冷徹な皇帝・紫曄に嫁ぐ凛花を憐れむ声が聞こえる中、彼女は己の後宮入りの目的を思い胸を弾ませていた。凛花の目的は、皇帝の寵愛を得ることではなく、自らの最大の秘密である虎化の謎を解き明かすこと。後宮入り早々、その秘密を紫曄に知られてしまい焦る凛花だったが、紫曄は意外なことを言いだして……? 秘密が交錯する中華後宮物語、開幕!
恋文やしろのお猫様 ~神社カフェ桜見席のあやかしさん~
縁結びのご利益のある『恋文やしろ』。元OLのさくらはその隣で、奉納恋文をしたためるための小さなカフェを開くことになった。そしてそこで、千年間恋文を神様に配達している美しいあやかし――お猫様と出会う。彼と共に人々の恋を見守るうち、二人はゆっくりと恋の縁に手繰り寄せられていき――