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男性恐怖症で天然。
訳あって地味子の変装をしている
小戸森優羽(こともりゆう)
×
完璧生徒会長で財閥の御曹司。
いつもは爽やか王子だけど……?
神代聖那(かみしろせな)
かの有名な蒼穹学園に合格できた私。
でも、入学式初日から迷ってしまって……!?
「君、大丈夫?」
そんな時、私を助けてくれた
優しい生徒会長さん。
男性恐怖症の私でも、生徒会長さんは怖くなかった。
なんて、優しい人なんだろう……
そう思っていたのに。
「“この”俺を見ても、そう思える?」
「男の家にのこのこ入ったらダメだろ?オオカミは、獲物を前にして我慢したりしない………」
「すぐ、食べられるぞ?」
そして遂には……
「なぁ、優羽………この髪、偽モンだろ?」
「この部屋に、俺と一緒に住むんだ」
うそ、だよね?
「嘘じゃねぇよ。なんでもするって言ったのは優羽だろ?」
変装のことを口外しない代わりに、腹黒生徒会長と同居することになりました!?
私を翻弄してくるのは、生徒会長だけじゃなくて。
ぶっきらぼうだけど心配性で、可愛いところ
もある幼なじみ・弓波牙央(ゆなみがお)
「ばーか、俺が言ってんのはこの好きだよ」
いつも無気力で眠そうにしているけど、不意打ちが甘くて危険な生徒会会計・皇瑠依(すめらぎるい)
「何それ、妬けるんだけど」
私もう、キャパオーバーです……っ
「優羽は俺の。だよな?」
「さっきまでいっぱい唇にしたのに、おでこで赤くなってんの?」
「なぁ優羽、俺とアイツ、どっちが好き?ちなみに俺は、す〜……っごく優羽のこと愛してる」
イジワルなのに、彼のことが頭から離れなくて……?
そんな中私たちに襲いかかる、暗い影の正体とは……!?
独占欲強めな彼に翻弄される、♡王道学園ラブ♡
2024年3月30日完結
文字数 87,704
最終更新日 2024.08.07
登録日 2024.08.07
ある日、彼女は突然現れた。
まるで、海の妖精のように。
初対面のはずなのに、彼女は言った。
「久しぶりね……朔」
と。
彼女と過ごしていく中で、俺はあることに気がついた。
彼女は笑わない。
彼女に笑って欲しい。
俺の隣にいて欲しい。
たまに見せる切ない表情を……
やめて欲しい。
俺が不安に思っている中、彼女はいつも
明るく学校生活を楽しんでいる。
この世で俺たちが当たり前だと思ってきたものに大袈裟な
反応をする彼女は、いったい何処からやってきたのか。
気づけば彼女と出会って一年。
俺の掌には数十枚の手紙が。
『──────。」
その1文から、
涙を流さずにはいられない、
この物語の真実が明かされる。
『朔。私、実は……』
彼女と過ごした一年間の裏にある、
残酷で切ない衝撃の事実。
彼女が“笑えなくなった”理由に、
俺は泣き崩れた。
今の今まで不快だと思っていたその音が、
今は鳴り止まないことを必死に願う。
『ただ、“あなた”に笑って欲しくて──』
果たして、彼らの結末は……
愛の美しさと儚さを知れる、
涙の青春物語。
文字数 66,606
最終更新日 2024.08.05
登録日 2024.08.02
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