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現実世界の情報を取り込み、自らを自動で更新していく新世代のゲームが発売された。
タイトル名は「ファシテイト・ファンタジー」。
やがて、進化していくファシテイトはただのゲームの枠を越え、電子通信、インターネット、官公システム、金融、商業、交通と様々な電子的システムと融合していった。
すべてを内包したファシテイトはゲームでありながら現実世界の物事とも強く結びつくようになり、
世界を覆う巨大な電脳空間―――「電想世界ファシテイト」といつしか呼ばれるようになっていった。
そんなある日、ファシテイトのゲーム内で”寝落ち”をしてしまった「荒金靖樹」は、目が覚めると何故かゲーム中のモンスター「オーク」の姿へと変わってしまっており、更にゲームから抜け出る事もできなくなっていた。
靖樹は戸惑いつつも、ゲームから抜け出る方法を探し始めるが―――
登録日 2018.04.01
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