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「私の家族、殺してくれたらキミのこと、好きになってあげる」
14歳の少年、芦原幽玄はクラスメイトの少女、蓮見刹那にそう告げられる。幽玄は刹那の家族を殺す。
その後、幽玄は逮捕され、精神鑑定を受ける。結果「心神喪失」とされ、無罪、精神病院へ入院する。
16歳になった幽玄は退院する。シャバに出る。あの日の「約束」通り、幽玄を好きになった刹那が出迎える。
ニート状態の幽玄はだらだらと暮らす。刹那とデートをしたり、元ヒト殺し、「少年Y」としてテレビに出たり、手記を書いたり、もうひとりのヒト殺し、「少年K」と会ってお茶をしたり。
元ヒト殺し、「少年Y」の日常。基本ゆるい、ときどきシリアスな日々。恋、友情、etc。やるときはやる、かもしれない物語。
登録日 2021.04.11
「――俺が勝ったらあいつの病気、治してやってくれ」
物語。白血病の少女を救う少年の。元カノのために神と戦う少年の。
主人公の高校生、芦原幽玄の元カノ、蓮見刹那が白血病にかかる。幽玄は刹那の家へお見舞いに通い始める。初めはぎこちないふたりだが、次第に心を通わせていく。刹那が幽玄へ徐々に心を開いていく。
同時に、幽玄は神さま、幼い頃から知り合いの、「永遠の12歳」であるノアと「勝負」をする。自分が勝ったらその神の力で刹那の病気を治してほしいと頼んで。ノアに何度も何度も負け、それでも幽玄は日々戦いを挑む。刹那を救うために。そのために神さま、長い時間をともに過ごしてきたノアを殺そうとする。
これは物語だ。惚れた女の娘を救うための。そのために「何か」を犠牲にすることの。
「だりぃな」
「さみぃわ」
「アイしてるぜ」
登録日 2021.04.11
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