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第三次世界大戦から二百年たった今、日本の復興は進み、各県は新しい街並みをみせ、列島は九つのエリアに分かれていた。
ある日、関東エリアの少年、細川ケンヤは親から突然の引越しの知らせを受け、家を飛び出してしまう。辿り着いた公園で突然の目眩に襲われた彼の目の前に、一人の少女が現れる。
「ようこそ!継魂者《エターナー》の世界へ!」
彼女に誘われ、連れられた世界では、天下に名を轟かせた武将たちの魂を受け継いだと言われる者、継魂者《エターナー》達が集まり、それぞれの過去と向き合い、死を覚悟して闘いに身を投じていた。
そんな彼らに触れ、同じ時を過ごすうち、彼にも少しずつ変化が現れ、生き方を変えていくようになる。この物語は彼の成長の記録と言えるだろう。
さあ!天下統一の幕が、今切って落とされる!!
登録日 2015.05.16
私たち体育会系四人組は、異世界に飛ばされてしまいました。ほとんど憑依みたいなものですけど、残念ながら、性別が入れ替わってしまいました……。
「ということで、自己紹介を始めたいと思います! まずは翔から!」
「俺から⁈ まあいいけどさ。俺の名前は翔。ボクシングをやってたんだ。こっちの世界の身体じゃあうまく動けないが、まあなんとかやってるよ。最近の悩みは肩凝りだな。胸が重くてな」
「……それは嫌味っていうんだよ。翔」
「は? 何が?」
「もういいよ! 次、彩行ってみよう!」
「はい、私彩と申します。この世界では随分と良い体格になりました。弓を力強く引き絞ることが出来るので嬉しいです。ただ、皆さんの前では無口でなければならないのが辛いところです」
「彩ありがとう!じゃあ義一!よろしく!」
「やあやあ。みんなこんにちは。僕は超絶イケメン男、義一という者です!いやー、俺は本当に謙虚なやつで……あっ!そこの綺麗なお姉さん!ちょっと待って!後で一緒にご飯でも……」
「あ!義一どこ行くの!……もう見えなくなっちゃった。じゃあ最後は私!舞っていいます!この世界では勇者として魔王を倒す旅に出ているけど、具体的に何をすればいいのやら。さっぱり分かりません! なので、暇な時に得意なやり投げの練習をしています!」
「……なあ舞。練習するのは構わないんだけどさ。その聖剣、どうするつもりだよ?」
「えっ?それは、こうして……こう!」
聖剣はあっという間に見えなくなってしまいましたとさ。
登録日 2015.06.02
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