興虹龍

ある時、空を飛ぶ獣、「飛龍」が大量発生し、見境なく人家や人を襲い始めた。 大混乱に陥る大陸、彼らを止めるには、世界中に散らばる「龍の四宝」を手に入れ、飛龍をコントロールするしかなかった。 そんな中、一人の馬竜（地を駆ける龍）を操る少女がこの災厄を鎮めるために、旅立った。

【読み切り】 ある日、世界中に新種のキノコが蔓延した。 そのキノコは人間に感染すると、寄生し、血に飢えた獣に変えてしまう、脅威の菌類だった。 ところ代わって、近未来の日本、新田市。 危険なキノコと隣り合わせの生活に慣れてきた時流に、一人の青年、平川豪は生きていた。 彼はいつも通り、職場に出勤し、倉庫管理の仕事にとりかかった、その時、 同僚の一人が、キノコに感染し暴れだし、周りの人間を殺戮し始めた。 平川にも襲い掛かり、彼は最期を覚悟した、が、 そこに突如現れた覆面の女性が暴走した同僚を倒し、彼を救った。 平川は事なきを得、自分を助け出してくれた女性を探す。 覆面の女と男が菌類と戦う読み切りです。

【読み切り】 辺境の地に住むチャハ・ミヤオは、父二人、チャハ村で貧しいながらも充実した生活を送っていた。 そんなある日、村を襲撃した海賊の男の一人と遭遇したミヤオは、彼から一部の特権階級しか使用を許可されていない、「魔法」を教えてもらう。 以来、ミヤオは毎日魔法の練習をひそかに続け、十年の時が経った。 そんな折、彼の父親が税の取立人に惨殺される。 怒るミヤオ、彼は体得したその地方では未知の魔法を使い、税の取立人らを悉く抹殺する。 国にいられなくなった彼は、父を死に追いやった元凶である、腐敗した統治体制に疑問を持ち、すべての根源である、大陸最大の王国「アルミニア王国」を目指す。