三十代で再召喚されたが、誰も神子だと気付かない2
主人公の澤島郁馬は、十代の時に神子として召喚された異世界に三十代になって再召喚されたが、一度目の召喚時では仲が悪かった化身、セルデアと恋仲になり、化身を蝕む瘴気の大本を消失させ、平穏な生活を送っていた。そんなある日、隣国で新しい化身が見つかったと一報が入る。確認するためセルデアたちとともに隣国に向かう郁馬だったが、突然現れた瘴気をまとった動物たちに襲われてしまう。セルデアは自分のことを犠牲にしてでも、郁馬や他の人々を守ると言うが、郁馬はセルデアに自身も大事にしてほしい。しかしそれを上手く伝えることができず悩んでいて……
三十代で再召喚されたが、誰も神子だと気付かない
主人公の澤島郁馬は、十代の時に神子として異世界に召喚されたことがある。その時は神子の役目をしっかり果たして一年後に元の世界へ戻ったのだが、なんと三十代になって再び同じ世界に召喚されてしまった! だが、かつての神子とは誰にも気づかれなかったうえ邪魔モノ扱いされた郁馬は、元の世界に戻されるまでの間、セルデア・サリダートという人物のもとに預けられることになる。その人物は、一度目の召喚時に郁馬を徹底的に嫌っていた人物だった――!? 思わぬ邂逅に動揺する郁馬。しかしセルデアはかつての態度とは違い友好的に接してくれる。郁馬はそんなセルデアの態度の変化に戸惑いつつ距離感を計りかねていたが、とある理由から暴走し正気を失ったセルデアとたまたま遭遇したことをきっかけに、少しずつ彼との距離が縮まっていき――