その特権階級の証として魔法使いの身体に浮かび上がる「魔烙印」。
彼ら魔法使いは堅牢に隔たれた壁の中の魔法都市“メサイア”に住み、魔法を持たない人々をその圧倒的な軍事力により従属させ、圧政により搾取していた。
悪魔の子と忌み嫌われる青年シドの左手には魔烙印に酷似した黒い異形の烙印が浮かんでいた。
魔法使いによって家族を殺された過去を持つ主人公は、魔法使いを恨むあまり心を閉ざしていたが、村の娘ユミナと出会い穏やかな日々を送る中で少しずつ心の平穏を取り戻していた。
ある日、ユミナに魔烙印が浮かび上がり...
文字数 12,615
最終更新日 2017.10.16
登録日 2017.10.13