ザコドラ

ある所に魔物好きの青年がいた。青年は魔物っ娘と言われるジャンルが大好きだった。魔物を調べては、その擬人化姿を拝むといった日々を送っていた。 ある日のことである。よくある異世界運送車である、通称トラック君が彼を跳ねた。跳ねられ目を覚ますと、あるあるな白い部屋におり、神様っぽい人にチート能力を貰えることとなった。彼は狂喜乱舞し、「魔物の好感度がMAXになる能力で！！！」と喉を枯らす勢いで叫び頼んだ。 魔物....それらの種類は多岐にわたる。 反射的に答えた彼は気付かずに、また神っぽい人が放つ光に呑まれていった。 彼の苦難の物語はここから始まった。