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パティシエ探偵のあらすじ
東京練馬でスイーツショップ(うらら)を経営する権田健三と母の則子。水出しコーヒーをこよなく愛する健三の楽しみは、スイーツ。自分自身で美味しいと認めた商品を自信を持って販売する。週に一度の定休日には新スイーツの開発もする。そんなスイーツ男子の健三は、パティシエとしての仕事を楽しみながらも別の顔も持つ。近隣でのトラブル、相談事も引き受ける。本業の為にもなると信じて、ささいな相談も受ける。報酬は無料。彼には相談事を受けて報酬を貰うよりも今後のうららのお客様になってくれれば、との思いから迷い犬の相談、職場のパワハラの相談など多岐にわたる相談が舞い込む。ある日、彼に舞い込んだ相談とは高校生の兄、中学生の妹からの相談。シングルマザーの母を助ける為にとネット販売で自分の要らなくなった雑貨を売って小遣いを稼いでいた。健三への相談はこうだった。
「毎回、毎回同じ人が、商品を買ってくれるんです。買ってくれる人は五十代ぐらいの男性、受け渡しはいつも手渡しです」
ストーカーなのか?善意なのか?
健三は新スイーツを開発しながらも解決へと導く。
文字数 10,796
最終更新日 2024.12.04
登録日 2024.12.04
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