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SF 連載中 短編
「ん・・・。」 これは戦時中の世の話。 「・・・。」 私は血まみれた風景に包まれていた。生まれて初めてみた風景だ。ううん・・・。 「・・・。」 私は今生まれたばっかりだった。 「・・・。」 でも、驚いたり叫ぶ事はしなかった。一つ驚いた事があるとすれば。 「・・・。」 私の手には赤い液体が大量についている刀。鉄の匂い。 「・・・。」 血のにおいがする。そして私は心の中で繰り返す。 「殺す・・・。」 『殺す』。何でか分からない。それは誰かに命令されているような感覚。別に好んで意志が働いている訳ではない。何故だろう。 「・・・。」 分からない。だって私には・・・・。 「・・・。」 記憶がないのだから。
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文字数 284 最終更新日 2022.03.02 登録日 2022.03.02
巨大図書館の地下には禁書が存在する。 奥に眠る書物には怨念が眠っていると言われていた。 ある日、不登校であり不良であり読書家の塁♂️は巨大図書館を訪れ・・・ 「るいくん!」 「黙れブス、黄泉に帰れ」 幽霊(故人)の玖香♀️と出会う。 これはそんな不良男と幽霊女のお話
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文字数 141 最終更新日 2022.03.02 登録日 2022.03.02
♂️「すまない」 ♀️「どうかしましたか? 急に謝って」 ♂️「この想いをとめることはできなかった」 ♀️「? どういうこと?」 ♂️「あなたに溺れてしまっているんだ」 ♀️「日和・・・」 ♂️「だからこれからもずっと。私の側にいては来れないか ♀️「駄目だよ。それ以上はいわないで」 ♂️「」 ♀️「私、忍者だから。情が生むは悲劇」 ♂️「」 ♀️「日和様の心には答えられない」 ♂️「」 ♀️「でも、嬉しかったよ。日和様。ウチ、今の言葉一生忘れない」 彼女はいつか僕の元を去ってしまうのだろう。だから、この一瞬を少しでも。貴方と一緒にいたい ♂️「愛してる」
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文字数 273 最終更新日 2022.03.02 登録日 2022.03.02
青春 連載中 短編
女子高校生の「栗原 雅(くりはら みやび)」 彼女は校内でも人気者だったが、一つ下の引きこもりの弟「栗原 岳人(くりはら がくと)」に構ってばかりなせいかブラコンだと思われていた。 「俺にかまってないで、彼氏作ればいいのに」 「なーに言ってんの。弟君ほっといて彼氏なんて作れないよ」 周りに興味を示さなくなってしまった弟と、慈愛溢れる姉のお話である。
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文字数 107 最終更新日 2020.01.15 登録日 2020.01.15
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