1
「初めまして。僕は星の妖精。 あなたの願いを何でも2つだけ叶えましょう。」 一人ぼっちの女の子の前に現れたのは、一人ぼっちの星の妖精でした。 これは、遥か彼方 この広い宇宙のどこかのお話です。 綺麗な金の髪を持ち、透き通った羽で星々を駆ける、不思議な少年がいるといいます。 彼の仕事は、人々に幸せを与える事。 星を渡り、その星の住人の願いを、何でも2つだけ叶えてくれます。 そしてその願いが叶った時、彼はまた違う星へと飛び立ってしまうのです。 彼の名前はありません。 ただ、人々は彼をこう呼びました。 星わたりの妖精、と。
24h.ポイント 0pt
小説 194,083 位 / 194,083件 児童書・童話 3,642 位 / 3,642件
文字数 7,030 最終更新日 2019.03.28 登録日 2019.03.28
1