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世界を支配し、最も恐れられていた史上最悪の悪魔。
曇天の空に変え、太陽を拒絶した。
気分は淀み、とても生きた心地がしなかった。
天災により悪魔は滅んだ。
全てにおいて
めでたしめでたし、とはならなかった。
太陽がこの世を見放し続けていたのだ。
そして現在、この世に新たな命が2つ芽生えた。
朱い眼の男の子と蒼い髪の女の子だ。
太陽は、なぜ我々を見放したのか。
悪魔は滅んだが、何かが引っ掛かっているのではないか。
太陽は、戻りたくても戻れないのではないか。
その引っ掛かりを取り除かない限り、悪魔の呪縛は解かれることはないのではないか。
双子の少年少女が、この謎に真っ向勝負する。
文字数 48,188
最終更新日 2024.08.31
登録日 2023.08.04
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