「――…ちいこ先生、俺と付き合ってよ。」
馨(けい)と千香子(ちかこ)の関係はこの告白から始まった。
罰ゲームでちいこ先生に告白することになった馨。
相手は、新卒で国語教師として母校に赴任してきた千香子。小柄で童顔、授業は踏み台と指し棒必須だ。
しかし「可愛い生徒に手なんて出さない」とあっさり振られてしまう。
友達とのゲームだったはずなのに、それから何故か目で追ってしまう。
ふわりと鼻を掠めた花の香り。
香りが運んできたものは、一体何なのか…。
男子高校生×女性教師のちょっとじれったくて、でも甘々なお話です。