青空はじめ

青空はじめ

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彼には、何もない。 黒い透明人間だ。 彼には、名前や性別の概念や外見の概念もさえないので、世間にも認知されていない。そんな彼の形跡は無に等しく物悲しい。だけどそんな彼にも唯一、信頼のおける人がいて、その人が喪一(そういち) と名付けてくれた。 そこから、彼の色付く四季が始まっていく。これは、無から有になる物語。
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文字数 499 最終更新日 2021.11.04 登録日 2021.09.02
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