屑原東風

仕事の日の前日は辛い！ 夜遅くまでゲームをしている社畜にとってはゲームの電源をオフにして布団に横たわり携帯を開いてアラームをセットするところからもう既に憂鬱なのだ！ 仕事の日の朝は辛い！！ さっき眠りについたと思ったらもう朝だ！服を脱いで朝ごはんを食べてスーツを身につけて満員電車に揺られて長い一日の始まりを予感するのだ…… そのくせに休みの日はあっという間だ… 夜遅くまでゲームして、いつ寝たっていい。罪悪感もなく明日は休みだとバンザーイしてぬくぬくの布団に潜り込んで、ごろごろと寝て過ごしていたらあっという間に一日が終わってしまうのだから… 休みが増えれば嬉しい 寝ていても怒られないなら、なお嬉しい！だってずーっと寝ていられるから なるべくなら仕事をしたくない社会人、ユウマが目を覚ますとそこはただっ広い草原が広がる、知らない場所だった 「知らない場所……周りを見れば見たこともない生き物、というかスライム。これが異世界ってやつ？」 眠っていれば世界も平和になる！？ ほんわか睡眠(？)ファンタジー 「あなたが欲しいのは欲しいのは２連休？３連休？」 「いえ、もうずっと休みがいいです」

『あなたの強い思いを現実にしませんか？』 ようこそ、『合わせ屋』へ 『合わせ屋』 その名の通り、貴方が探しているあの人と再び巡り合えるお手伝いをさせていただきます 人以外でも勿論構いません それがペットだとしても、大切な物だとしても探してみせましょう 行うことは誰でもできる簡単なこと 私の手を握り、強くその想いを伝えてください それだけ？と思うかもしれませんが、それが実は難しい 想いが弱ければ見つからないのですから 簡単なことだと言ったじゃないかって？いやいや私が言ったのは手を握ることを言ったんですよ ふざけている？ ならばお帰り頂いて結構ですよ それでも貴方はこんな明らかに怪しい場所でもそれを頼りにここに来たのでしょう？ ふふ、私の手を握って強く思い浮かべてください その思い出を、隅々まで さあ、貴方の強い想いを現実にしましょうか