不憫王子に転生したら、獣人王太子の番になりました
日本の大学生だった前世の記憶を持つクラフトクリフは異世界の王子に転生したものの、母親の身分が低く、同母の姉と共に継母である王妃に虐げられていた。そんなある日、父王が獣人族の国へ戦争を仕掛け、あっという間に負けてしまう。戦勝国の代表として乗り込んできたのは、なんと獅子獣人の王太子のリカルデロ! 彼は臣下にクラフトクリフを戦利品として側妃にしたらどうかとすすめられるが、王子があまりに痩せて見すぼらしいせいか、きっぱり「いらない」と断る。それでもクラフトクリフの処遇を決めかねた臣下たちは、彼をリカルデロの後宮に入れた。そこで、しばらく世話をされたクラフトクリフはやがて健康を取り戻し、再び、リカルデロと会う。すると、何故か、リカルデロは突然、クラフトクリフを溺愛し始めた。リカルデロの態度に心当たりのないクラフトクリフは情熱的な彼に戸惑うばかりで――!?
子どもじゃないから、覚悟して。
~子爵の息子、肉屋の倅を追い詰める。~
迷子になっていた貴族の子ども、フレッドを助けたことがある肉屋のシルヴェスタ。十数年後のある日、その可愛かった少年が立派な青年貴族になってシルヴェスタの前に現れる。そして、熱烈アプローチを始めた!? 年下の、まして貴族の男に口説かれることがあるとは想像もしていなかったシルヴェスタは戸惑うものの、何故かフレッドをどうしても拒めない。周囲から頼られるしっかりもののはずなのに、いつしか彼を頼るようになってしまい、ますます困惑することに。そんな中、シルヴェスタは国家間の争いに巻き込まれる。それを助けてくれたのは、やっぱりフレッドで――!?
カリスマ主婦の息子、異世界で王様を餌付けする。2
パン屋の倅エルフィンは両親を亡くし、一人で姉の忘れ形見である甥のリューイを育てていた。ある日、彼のもとに現王であるリュシフォードの使いが現れリューイを城に引き取るという。なんとリューイは前王の息子だったのだ! 幼い甥を城に一人ぼっちにするわけにはいかずついていったエルフィンは、そこでリューイだけでなく自分まで可愛がってくれるリュシフォードに惹かれていく。けれど、王様に愛されるなんて無理……そう思って、恋を諦めかけたのだが、情熱的に愛してくるリュシフォードにほだされ、ついに彼と結ばれた!! こうなったからにはリュシフォードの傍にいるため努力しようと決意するエルフィン。ところがなぜか、リュシフォードが権力を使って無理やりエルフィンを手に入れたと勘違いする人たちが次々と現れ、二人の仲を邪魔しはじめ――!?
カリスマ主婦の息子、異世界で王様を餌付けする。
パン屋の倅であるエルフィンは、両親を亡くし、たった一人で姉の忘れ形見である甥のリューイを育てていた。まだ自身も子どもであるエルフィンに子育ては大変だったが、幸い彼にはカリスマ主婦の息子だったという前世の記憶があり、家事全般をどうにかこうにかこなせたのだ。ところがある日、リューイが前王の息子であることが判明。現王様のリュシフォードは、弟であるリューイを城に引き取るという。リューイを城で一人ぼっちにするのはかわいそうだと、エルフィンも城で暮らすことにしたところ――リュシフォードは、リューイだけではなくエルフィンまで甘く溺愛してきた。『お兄さんがいたら、こんな感じかも……』と思っていたエルフィンも、甘すぎる王様に次第に惹かれていって!?