本日、貴方を愛するのをやめます
~王妃と不倫した貴方が悪いのですよ?~
気が付くと家に置かれていた一冊の本。そこに書かれていた『日本語』に、 アーシアは前世の記憶を取り戻した。この世界は、王妃と自分の夫の『運命の恋』を描いた物語。このままだと自分はモブな悪役として雑に処刑されてしまう。夫の隠れ蓑として結婚させられただけでなく処刑なんて絶対に嫌! そう思ったアーシアはこっそり作家として身を立て、家を脱出することに。 すると前世で読んだ物語では、もうじき死ぬ運命の幼い王子が自分のファンに!? それ以外にも彼女を応援する人たちが沢山現れて――。家に置かれた『本』、前世の『物語』、前世と今世が絡み合い、思わぬ真実へと向かう最高にスッキリする逆襲劇、ここに開幕!
側妃は捨てられましたので
愚かな国王ランドルフによって、廃妃にされたクリスティーナ。実家に帰り、せめて心を休めたい……そう思っていたのに、実家でも廃妃にされたことを責められるばかり。一生懸命やってきたのに、どうすればよかったの!? 努力を認めず自分の都合を押し付けてくる家族、自分の功績をすべてなかったことにする国王。その全員を捨てることにしたクリスティーナは、ランドルフを国王から引きずり下ろすために、国王に並ぶ権力を持つ辺境伯領へ向かうことに。辺境伯領では今までの努力を認められ、順風満帆と思っていたら ランドルフが必死に追いすがってきて――!? 窮屈な人生から飛び出して、新天地から輝く人生始めます! 最高にスッキリする逆転劇、ここに開幕!
死んだ王妃は二度目の人生を楽しみます
お飾りの王妃は必要ないのでしょう?
国王の愛を側妃に奪われ、政務だけをやらされてきた王妃カーティア。ついに病に倒れて、短い人生を孤独に終えた――はずだったが、目覚めたら三年前に時が巻き戻っていた。せっかく与えられた二度目の人生は自分のために生きると決めたカーティアは王妃の立場を投げ捨て、国を出る。外交でその手腕を発揮し、他国からの引く手あまただった彼女は、自由の保証と引き換えにアイゼン帝国の皇帝と契約結婚をすることに。お城の片隅で悠々自適なスローライフを送っていたら、王妃を失って政治が混乱した祖国がカーティアを連れ戻しにやってきて……。 陰謀と運命を乗り越え、カーティアがつかんだ本当の愛とは――!?
辺境伯様は聖女の妹ではなく薬師の私をご所望です
聖女である妹と比較され、ずっと父親から虐げられてきた令嬢リーシャ。生きる意味も感じられず、亡き母親に託された夢である秘薬の生成に取り組んでいた。そんなある日、彼女はついに聖女にしか生成できないはずの薬を創り出すことに成功する。その矢先、聖女に助けを乞いに来た辺境伯シュラウドにその実力を見出され、あれよあれよと辺境伯領へと旅立つことに。魔獣の襲撃に脅かされていた辺境伯領の様子と、初めて彼女を評価してくれたシュラウドのために一念発起したリーシャによって怪我人は瞬く間に減り、ついでになぜか襲撃自体も減っていくように。すべてが順調な中、優しく気高いシュラウドにリーシャは心惹かれていくが――