高校生の少年は、裏山の頂上で毎晩星空を見上げることを日課にしていた。彼の心を惹きつけたのは、ある日ひときわ輝きを放つ一つの星。その星を見続ける日々が続くが、夏休みが始まる直前、その星は忽然と姿を消す。そして、星が消えた次の日、同じ場所に一人の少女が現れる。
星影に導かれ、再び出会った二人。やがて少年は、幼い頃に交わした約束を思い出すことになる――あの星の輝きの裏に隠された真実とは?
儚くも美しい夏の夜空の下、少年と少女の運命が織りなす切ない物語。
文字数 5,059
最終更新日 2024.10.07
登録日 2024.10.06