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14巻

14-2

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「「よろこんでくれるかなー?」」
「そうだな。ロザリーさんは喜んでくれるんじゃないか?」

 ヴァルトさんのほうは怒りそうな気がするけどな!
 まあ、怒られるかどうかはともかく。目的のものは見つけたということで街に戻ろうかと思ったのだが、子供達が外泊を希望した。なので、まずはベクトル達と合流した。

《兄ちゃん! いっぱい採ってきたよ!》

 ベクトルはユキシタ茸をたっぷりと採取してご機嫌そうにしていたが、ボルトとマイルは少々疲れた様子だった。

「ボルト、マイル、大丈夫か?」
《はい、大丈夫です。少し疲れただけです》
《ベクトルが体力おバカなだけなの!》

 いろいろと振り回されたようだ。

「二人に任せっきりにしちゃってごめんな」
《謝らないでください! ぼくは役に立ってうれしいんですから!》
《そうなの! 謝るんじゃなくて、めてほしいの!》
「それもそうだな。ボルトもマイルも頑張ってくれてありがとう」

 あ、これは〝褒める〟じゃなくて〝お礼〟だな。
 だがまあ、とりあえずいっぱいでておこう。



《なになにー? ボルトとマイルだけじゃなくて、オレも撫でて~》

 ボルトとマイルをいたわわるように撫でていたら、ベクトルが暢気に混ざってきた。
 うちの子達は全員、わりと体力は有り余っているが、ベクトルは無尽蔵むじんぞうって感じだよな。

「まだ早いけど、今日は家を出すところを探して室内でまったりしようか」

 というわけで、僕達は良さそうな場所を探し、そこで《無限収納インベントリ》から家を出して室内でゴロゴロすることにした。
 この家は、ルイビアの街で職人さんに作ってもらったもので、こうして外で泊まる時に使えるように、《無限収納インベントリ》に収納してあるものだ。
 そして、日が暮れてから晩ご飯の準備に取り掛かる。

「ご飯は何にするー?」
《兄ちゃん、兄ちゃん、せっかくだからユキシタ茸を食べようよ!》
「それもそうだな。みんな、それでいい?」
「「《《》》」」

 ベクトルの提案で、ご飯はユキシタ茸を使った料理にすることは決まったが――

「キノコ料理、キノコ料理……」

 キノコ料理がすぐに思いつかなかった。
 えっと、前は確か……なべにしたはずだ。なので、それ以外のものにしたい。
 あ! き込みご飯に天ぷらなんていいんじゃないか?
 何種類かのキノコを混ぜてご飯を炊いて、天ぷらは……ユキシタ茸、エビ、キスはないので何かの白身魚、アマ芋、イシウリ……あ、ナスを見つけたのでそれもいいかも。ちくわも食べたいところだが、ないので諦めよう。
 あとはイカもいいな。奮発してクラーケンでいこう。種類はこのくらいでいいかな? でも、物足りなかったら困るので、ササミ肉やバラ肉も天ぷらにしておこう。足りなかったら食べればいいし。足りたら後日どんものにしてもいいしな。
 で、それにミソ汁とおひたしあたりでいいだろう。

「よし!」
「「きまったー?」」
「決まったよ~」
「「なーに?」」
「キノコのご飯と天ぷらだよ」
「「りょうほうすき!」」
「そうか、それは良かった。でも、天ぷらは前より豪華ごうかにするぞ~」
「「たのしみ!」」

 炊き込みご飯はこれまでにも具材を変えていろいろ作ってきた。ただ、天ぷらは一度作っただけで、その時は菜食主義のエルフ、オズワルドさんのところで作ったから、野菜のみだったんだよな。なので、今日は魚介をたっぷりと揚げよう。

「アレンとエレナはご飯用のキノコを用意してくれる?」
「「はーい」」

 子供達にはご飯用のキノコを適度な大きさに手でいてもらう。
 その間に僕は白麦しろむぎ――元の世界で言うお米に、水と調味料を入れたものを用意しておく。

「キノコはここに入れておいて」
「「いっぱいいれていいー?」」
「いいけど……ほどほどにしてね」

 子供達の〝いっぱい〟がどの程度かわからないが、「いいよ」と言ったら最後、とんでもない量のキノコを入れそうな気がしたので、躊躇ためらいがちの返事になってしまった。でもまあ、炊飯器すいはんきからあふれるほど入れることはないだろう。

「「ごはん、たいていいー?」」
「うん、お願い」

 子供達はキノコを入れると、慣れたような手つきで魔道具を操作する。
 あ、キノコの量については許容の範囲はんい内だったよ!

「「つぎはー?」」
「ミソ汁の具を考えて~」
「「えっと……」」

 子供達が悩んでいる間に、お浸しはシンプルにほうれん草――エナ草をけずぶしとショーユでえてしまう。

「「おにぃちゃん、おいもがいいー」」
「了解。アマ芋は天ぷらにするから、マロ芋にしようか」
「「うん!」」

 天ぷらの具材を用意しながらミソ汁も作っていく。

「今から揚げものをするから、二人は離れていてな~」
「「はーい」」

 天ぷらのころもはかなり適当なので、さすがに揚げてしばらく経ってもカラッとサクサクしたまま……という状態を維持できるようなものは作れない。だが、揚げ立てを《無限収納インベントリ》に入れておけば、いつでも熱々サクサクで食べられるのだ!

「「できたー?」」
「できたよ~。食べようか」
「「うん!」」

 ご飯などを盛り付けて、早速食べ始める。

「「さくさくだ!」」
《本当だ。美味しい!》
《魚介はぷりぷりね》
《イシウリとアマ芋はホクホクです》
《ユキシタ茸! やっぱり美味しい!》
《頑張ったかいがあったの!》

 みんな気に入ったようだ。
 とはいっても、うちの子達が気に入らなかったご飯のほうが少ない……というか、ないような気がする。あ、宿で出たサラダくらいか? 普段は僕が調味料を出しているけど、宿では塩だけの味付けだから嫌がっていたんだよな~。まあ、それもマヨネーズを出したら食べてくれるようになったけどな。
 好き嫌いがないのはいいことだが、ここまで嫌いな食べものがない子供も珍しいよな~。

「アレンとエレナは嫌いな食べものはないのか?」
「「うにゅ? ……おさけ?」」
「お酒!? それは好きだと言っても飲ませないから安心して。それ以外ではある?」
「あれ! にがいおちゃ!」
「あとね、あまくないカヒィ!」
「ああ……まあ、それらはそうだね」

 お酒はもちろん、緑茶やブラックコーヒーは、子供はあまり飲まないものなのだから、当たり前である。というか、全部飲みものだよ!

「じゃあ、苦いものが苦手ってことかな?」
「「にがいのは、や~」」

 そういえば、苦い野菜というものに出会ったことがないか?
 子供の嫌いな野菜代表のピーマンもそうだが、ゴーヤもまだ見てないな。ゴーヤとか食べさせてみたらどういう反応をするんだろう? まあ、食べさせる前に探すところから始めないといけないんだけど……ちょっと本格的に探したくなってきた。見つかるとしたら他の国か迷宮かな?

《あら、兄様が何かをたくらんでいるわ》
「「そうなの?」」
「そ、そんなことないよ」

 悪戯いたずらめいたことを考えていたら、フィートに見咎みとがめられてしまった。

「今度はどこの迷宮に行こうか考えていただけだよ」
「「めいきゅう、いく!」」
《ボクも行きたい!》
《オレもオレも! 早く行こう!》

 なので、慌てて言い訳っぽいことを言うと、子供達は大いに喜んだ。

「王都での用事が終わってからな」

 とりあえず、オークションに参加するまでは王都にいる予定なので、それまでに次に行く迷宮を吟味ぎんみしておくことにしよう。


 ◇ ◇ ◇


 翌日、街に戻った僕達は、ぐにルーウェン邸へと帰宅した。
 本来なら、冒険者ギルドに寄ってパステルラビットの依頼を探し、引き取ってもらうところなのだが、子供達が一度ロザリーさんに見せたいと言い出した。その気持ちもわかるので、十五匹のパステルラビットは一旦いったん連れて帰ることにした。
 それにさ、ヴァルトさんに頼まれたのは青のパステルラビット。子供達の独断と偏見へんけんで赤、銀色……まあ、銀のパステルラビットはいなくて、真っ白のオーロラバードに落ち着いたけどね。
 その三匹は是非ともロザリーさんに引き取ってもらいたいが、もしかしたらロザリーさんにも好きな色とか、飼ってみたい色の希望とかがあるかもしれないからな。見せるついでに希望を聞いてみようと思う。
 折よく、今日はヴァルトさんも家にいたので、ロザリーさんと揃ってお披露目ひろめができた。

「まあ!」
「……うわ~」

 ロザリーさんはうっとりとした表情でいかにも喜んでいそうな様子だったが、ヴァルトさんはあきれたような表情だ。

「「ロザリーねぇさまには~」」
「あおいこと~」
「あかいこ~」
「どちらも可愛いですわ」

 ロザリーさんは子供達から青と赤のパステルラビットを受け取ると、しっかりと抱きしめていた。

「……さすがにこの数はおかしいだろう!」
「アレンとエレナにかかると、ほいほい見つけてくるんですよ」
「ほいほい見つけたとしても、普通は逃げられるだろうが!」
「それが逃げないで寄ってくるんですよね~。不思議なことに」
「はぁ!?」

 僕がパステルラビットを見つけた時の状況を説明すると、ヴァルトさんが予想通りの反応を示してくれる。

「うちのジュールやフィートがいきなり顔を近づけても、大した反応を見せないで寛ぎますからね」
「……」

 ヴァルトさんは頭が痛い……とばかりに眉間みけんみこんでいた。

「「ヴァルトにぃ~」」
「……おぅ、どうした?」
「このこも」
「かってね~」

 アレンとエレナが手のひらに乗せたオーロラバードを差し出す。

「毛玉……じゃなくて、鳥か? 雛?」
「「オーロラバードだって~」」
「……おい、タクミ?」

 ヴァルトさんはオーロラバードの姿は知らなかったようだが、名前は知っていたようだ。
 子供達から種類を聞いた途端、僕のほうを真っ直ぐに見つめてくる。
 ……説明をしろ、という無言の圧力を感じるな~。

「子供達が見つけました。以上です」
「おい!」
「いや、それ以上の説明がないんですって~」

 事実、子供達が「「あっ!」」と声を上げて茂みに入り、帰ってきたらもう連れてきていたんだからね。一応、そのことを話すと、ヴァルトさんは頭を抱えてしまった。

「……おまえら、本当に何やっているんだよ」
「いやだな、特に変な行動はしていませんよ」
「そうだな。行動自体は変じゃない。多少に落ちないところもあるが……まあ、一般的な行動だと言える。ということは! おまえ達の存在自体が変だということだな!」
ひどっ! 存在を否定!?」
「否定はしていない! 変だと言っている! 何でいつもいつも、とんでもないことをしでかすんだよ! 何だよ、このパステルラビットの数は! それに、オーロラバードだって? そんなのを見つけたら、問題にならないわけがないだろうがっ!!」

 ヴァルトさんは、かなり怒っているようだ。

「パステルラビットが大量なのは……えっと、もう四回目です。それは諦めてください。で、オーロラバードのほうですが、僕だって珍しいのは知っていますよ。だけど、見つけちゃったんですもん。そして、逃げないんですもん! 連れて帰るしかないじゃないですか!」
「元いた場所に置いてくるっていうのがあるだろう!」
「おいてくるの」
「かわいそうだよ」

 ヴァルトさんと言い合いの形になると、アレンとエレナから援護が入る。

「そうですよ! 置いてくるなんて可哀想かわいそうですわ」
「……え?」

 それどころかロザリーさんからも援護が入って、それにはヴァルトさんも驚きの表情を見せる。
 まあ、自分の新妻にいづまが自分の味方をしてくれなかったわけだし、それは予想外だよな。

「アレンさんとエレナさんから聞きましたが、この子は保護を求めて来たのですよ。それを置いてくるなんて絶対に駄目ですわ!」

 ロザリーさんは二匹のパステルラビットと一緒にオーロラバードをしっかりと胸に抱えながら、ヴァルトさんに物申していた。

「で、でもな、ロザリー。オーロラバードの存在を人に知られたら、大騒ぎになるのは間違いないんだぞ?」
「人に知られないようにしましょう!」
「いやな、そうは言っても……無理があるだろう?」
「お世話はしっかりわたくしがしますし、お散歩はお庭で我慢してもらいますから……お願いします!」
「うっ……」

 ロザリーさんが横に座っているヴァルトさんを見上げ、懇願こんがんするように見つめる。すると、ヴァルトさんは言葉を詰まらせた。
 まあ、新妻から上目遣うわめづかいでお願いされたら……こういう反応になるよな~。

『ぴぃ~』

 オーロラバートも〝お願い〟と言わんばかりのうったえるような瞳でヴァルトさんを見つめる。
 というか、オーロラバードって自分から売り込むくらい、飼われたいと思っているんだな~。

「……ヴァルト様」
『……ぴぃ』
「くっ……わかった。客とかには見つからないようにするんだぞ」
「ありがとうございます」
『ぴぃ!』

 ロザリーさんとオーロラバードの上目遣い攻撃に、ヴァルトさんもついに折れた。

「「よかったね~」」
『ぴぃ~』

 子供達とオーロラバードが喜び合っている。会話が成り立っているような不思議な光景だ。

「「ロザリーねぇさま~、かわいがってね~」」
「はい、もちろんです」
『ぴぃ』
「はい、こちらこそよろしくお願いします」

 あれ? ロザリーさんとオーロラバートも地味に通じ合っている? まさかな、偶然だよね?

「「ロザリーねぇさま~」」
「はい、何でしょうか?」
「パステルラビットは?」
「にひきでいい?」
「え? えっと……どういうことでしょうか?」
「「もっといらない?」」
「……」

 アレンとエレナはロザリーさんに他に欲しいパステルラビットがいないか確認する。
 すると、ロザリーさんは少し悩んだ素振そぶりを見せた後、何かを決意したように僕達のほうを見てきた。

「あ、あの、お願いが……あるのですが……」
「「なーに?」」
「その……ゆ、友人に、ゆずることをお許しいただけるでしょうか?」

 ロザリーさんは友人にもパステルラビットを贈りたいようだ。

「「ゆゆうじん?」」

 アレンとエレナは不思議そうな顔をしながら首を傾げていた。
〝友人〟という言葉を聞き慣れていないのもあるが、ロザリーさんが少し言葉を詰まらせたせいでもあるかな?

「アレン、エレナ、友人。友達のことだよ」
「「おぉ! ともだち! いいよ!」」

 アレンとエレナは二つ返事で了承する。

「いいのですか?」
「「うん、いいよ~。なにいろがいい?」」
「タクミさん、本当によろしいんでしょうか?」

 アレンとエレナが軽い感じで了承するので、ロザリーさんは僕にも確認してくる。

「もちろんですよ。あ、でも、ここにいるパステルラビットで足りますか?」
「え、あの、譲りたい友人は二人なので、二匹いれば……」
遠慮えんりょしなくても、ここにいる子は全部大丈夫ですよ?」
「い、いえ、その、わたくしと仲良くしてくれる人は少ないので……」
「……」

 あ、しまった。わざとではないが、地雷を踏んだような気がする。
 ロザリーさんは学生時代にいろいろあったって言っていたからな、きっと仲良くしている人物は少ないのかもしれない。

「上辺だけの友人がうじゃうじゃいてもわずらわしいだけだし、無二の友は二人もいれば充分だろう。で、ヴァッサー夫人とクラーク夫人は何色が好きなんだ?」

 どう返答しようか考えていると、ヴァルトさんが助け舟を出してくれた。
 というか、今、ヴァッサー夫人と言ったか? ヴァッサーと言えば、先日の披露宴で知り合った騎士団の副団長、レジナルドさんのことだ。

「レジナルドさんの奥さんですか?」
「いや、副団長の長男――レオナルド先輩の奥方だな。レオナルド先輩は、俺の学園の先輩でもあるが、騎士の先輩でもある。あ、そういえば、先輩には息子がいたな」
「じゃあ、やっぱりパステルラビットは一匹じゃなくて複数のほうがいいんじゃないですか?」
「どうだろう? まだ小さいはずだしな~。その辺は本人に確認したほうがいいだろうな。タクミ、その確認が終わるまで、そいつらはうちに置いておいてもいいか?」
「もちろん、いいですよ。アレンとエレナもいいよな?」
「「うん、いいよ~」」

 残りの十三匹のパステルラビットは、譲る人達の希望を聞くことになったので、とりあえずルーウェン家にいてもらうことになった。

「悪いな。残ったパステルラビットは冒険者ギルドに持ち込むつもりでいたんだろう? それができない分の補填ほてんは俺がするから」
「いえいえ、一応、お祝い名目ですので、補填は結構です。そもそも、パステルラビットは可愛がってくれる人を探すのが目的で、金銭は二の次ですので気にしないでください」

 もともとパステルラビットを売るという形には忌避感きひかんがあったので、知り合いに譲るのが一番僕の心にも優しいのだ。

「おにぃちゃん、おにぃちゃん」
「どうした?」
「テオドールくんと」
「ラティスくんにも」
「「あげるー?」」
「ああ、そうだな。リスナー家にも聞いたほうがいいかもな」

 僕の後見をしてくれているもう一つの家、リスナー伯爵はくしゃく家。その家の当主、セドリック・リスナーさんの息子達、テオドールくんとラティスくんにも以前、パステルラビットを一匹譲っている。
 だが、あそこは娘さんもいて、三人兄弟だ。三人で仲良く可愛がっているならいいが、取り合いにでもなっていたら大変なので、聞くだけ聞いておいたほうがいいだろう。
 あと、せっかく面識を得たので、王弟のリシャール様にも奥方にどうかと手紙を出そう。たぶん、失礼にならないと思うしな。
 というわけで、僕達はすぐに手紙を書くことにしたのだった。


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