掌中の花明かり

とある村で小学校教師を勤める文彦は、昔から「視えないもの」が見えていた。ある日の仕事帰り、趣味の生物調査をしに山に入った文彦は徐々に周囲の空気が不穏になっていくことに気付く。嫌な予感がし、帰路を急ぐ文彦。だが、降り始めた雨の中、何者かに捕らわれてしまう! そこにいたのは異形のもの――鬼。彼は文彦を食糧にすると言うが、文彦はなんとか生き延びようと「自分がより良い食事を提供する」と交渉を持ちかけて……

日巻いと/漫画

丁寧で洗練されたタッチを持ち味に多方面で活躍中。代表作に「掌中の花明かり」(アンダルシュコミックス/アルファポリス刊)「愛たい情とうさぎの病」(picn comics/ジーオーティー刊)などがある。

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