代表挨拶
インターネット上に「都市」を造る。
誰もが自由に表現し、誰もが自由にそれを楽しむ。
そうした思いで2000年「アルファポリス」を創業しました。
ポリスは古代都市国家の「ポリス(polis)」から、そのネット上の起源という意味を込めて「アルファ(α)」を冠につけました。
それでは都市を運営するお金はどうやって稼ぐのか?
そして才能ある表現者にどう還元していくのか?
——まずはネット上の人気作を出版する事業をはじめよう。
インターネットが普及する前。
例えば小説などは、賞の選考委員である既存の有名作家の方々に選ばれないと、出版されることは困難でした。でもそれは伝統芸能なら正しいやり方だが、エンターテインメントとしては正しくないやり方ではないか? 今の時代に読者が本当に望むもの、今の市場に無いからこそ新しく欲しいもの、を提供することはできないだろう・・・・・・
そして出版されないと永遠に読者の眼に触れることはない。
ところがインターネットの登場により、すでに読者の眼にふれ、玉石混交ながら人気を得ている作品がある。それを出版すれば、簡単に売れるとは思わないが、ネット読者の人気と書籍市場の読者の人気には、ある程度のリンク性はあるのではないか。
そう考え、以来、「アルファポリス」にご登録いただいたネットの人気作や話題作、あるいは我々が書籍市場で必ず受け入れられると考えた作品を出版する事業を行ってきました。
そしてその折々、ヒット作を出しながら、あるいはこれまでの書籍市場には無かった新しいマーケットを創出しながら、成長してまいりました。
また、あたり前ではありますがネットの人気作をただ右から左に流すだけでは売れるものも売れません。「ものづくり(編集)と販売」に我々は心血を注いできました。さらにその時代に応じて、インターネットサイトの開発・新サービスの提供に努めてまいりました。
そしてこれから。
我々は二つの大事なE、Entertainment &
Engineeringをスローガンに、インターネット上の都市「アルファポリス」をますます活況化させ、出版にとどまらず、エンターテインメントメディアとして大きく、そして最強となることを目指していきます。